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【2025年冬最新!】賃貸1階は被害が多い?侵入窃盗の現状とその手口

賃貸1階に住んでいるけれど、空き巣被害に逢いやすって本当かな?

最近の住居侵入はどんな手口が多いのかな?

どんな物件が狙われやすいんだろう?

 日本の住居侵入は15年前と比べると約1/4に減少しています。しかし、近年は横ばいが続いており、未だ被害に逢う人が多いのが現状です。

 僕自身2024年秋に住居侵入の被害に逢い大変な思いをしました。

 住居侵入や空き巣の手口は進化・巧妙化しており、同じ泥棒によって近隣地域で連続的に被害が発生することもあります。

 今回は年末年始に増加する、住居侵入・空き巣被害などについて、最新の現状をまとめます。

 さらに進化する手口と狙われやすい物件の特徴を紹介します。

 この記事を読めば、最新の侵入窃盗の現状を知り、防犯意識を高めるきっかけとなります。

 ぜひ自分の身の回りで起きている侵入窃盗の現状を知り、今できる対策を検討してみてください。

最新版!日本の侵入窃盗の現状

長期休みの期間は被害が多い

 冬休みやゴールデンウィーク、お盆の時期には日本中の多くの会社が休みに入り、帰省する人が増えます。

家を開ける人が増えることは明確であり、そこを狙って空き巣犯が住居侵入します。

マーキングされたら要注意?侵入窃盗の最新手口はコレ!

 上記のように、侵入窃盗の手口はさまざまなものがありますが、近年増えてきた手口もあります。

 これまでと同じ対策では防ぐことが難しいものもあるので、最新の手口をチェックしていきましょう。

郵便ポストや表札へのマーキング

空き巣犯は警察に捕まる可能性を低くするために、事前にターゲットとする物件を探します。

その手法として、郵便ポストや表札にマーキングがあります。

住人の情報(家族構成、ひとり暮らしかどうかなど)、留守の時間帯などを、アルファベットで書いておくのです。

一度書いておけば、空き巣犯どうしの情報共有にもなり、効率よくターゲットを見つけることができるためです。

定期的にポストや表札をチェックして、不審な文字や傷がある場合は、必ずマーキングを消すとともに、防犯を強化しましょう。

表札の側面や裏側、電気やガスのの計測メーターなど、普段目につかない場所も確認しましょう!

インターホンで確認してからの侵入

この手法は、私が住居侵入被害に遭った時に使われた手法です。

部屋が留守であることを確実に確認するため、インターホンを鳴らしてから侵入を実行します。

応答があれば、立ち去ればいいだけなので、最近の空き巣犯はよく使っているようです。

インターホンには録画機能や撮影機能がありますが、カメラを物で隠して証拠が残らないようにするのです。

私が被害にあった時も、インターホンの履歴には紙で隠したような写真が残されていました。

注意したいのは、普段から居留守をよく使う方です。

いつも通り居留守をして空き巣犯が侵入してきた場合、逃げ場の少ない家の中で鉢合わせることになるのです。

最悪の場合、侵入に使った工具で襲ってくる可能性もあるので、居留守はできる限りせず、インターホンには必ず応答するようにしましょう。

営業や宗教勧誘だった場合は、何も話さず応答を切ればいいだけです!

闇バイトを使った侵入窃盗

最近聞くようになった闇バイトで空き巣被害が起こることもあります。

SNSの募集に集まった、お金に困った人により実行されるため、募集をした指示者本人は捕まらず、実行されやすい手口なのです。

闇バイトは強盗などの人を直接傷つけるような犯罪から、空き巣などの相対的にはソフトな犯罪が募集されるようになっています。

空き巣は重大な犯罪であることは間違いありませんが、対人でないならと、お金を楽に稼ぎたい若者などが実行犯になることがあるようです。

闇バイトは特にバイトで捕まるわけにはいかないため、空き巣に入りづらい物件はすぐに諦めると考えられます。

日頃の防犯意識を高めて防犯グッズを使うことも検討してみてください。

長期休みの帰省の際も、SNS等で安易に投稿しないようちゅういしましょう!

あなたの部屋は大丈夫?狙われやすい物件の特徴

周囲がゴミや草木で覆われている

空き巣犯は侵入前に住人の防犯意識レベルを確認しています。

物件の周囲がゴミや草で荒れていると、防犯意識が低いと判断される上、ものが目隠しとなり、侵入の手助けとなる可能性があります。

賃貸1階の専用庭がある場合、手入れを面倒がって放置している方も多いようですが、定期的に手入れをするか、防草シートで草が生えないよう対策をしましょう。

物が置いてあると、それを足場にして2階以上に侵入する原因となってしまう可能性もあるのです。

施錠をしていない

空き巣被害で最も多いのは無施錠による侵入です。

空き巣犯からしてみれば、侵入に時間がかからず、ガラス破りなどの物音も出さずにすむので、絶好のターゲットになります。

少しの外出でも施錠はしましょう!

不在の時間が長い

空き巣犯は、住人の生活リズムをチェックしています。

仕事などで不在にする時間が長い場合、ターゲットにされやすくなります。

できる限り残業はせず、早く帰るようにしましょう。それが難しい方は、防犯意識を強くし、対策をきっちりしておきましょう。

単身・女性・高齢世帯である

単身である場合、生活リズムを把握しやすく、空き巣のタイミングを掴まれやすくなります。

女性の場合、下着泥棒など女性をターゲットとした空き巣犯に狙われる可能性があります。

高齢世帯である場合、空き巣だけでなく、居空きなど多少の物音に気づきづらいという点をついた侵入被害に会う可能性があります。

自分が狙われやすい立場であるかどうかも、防犯を考える上で重要なポイントなのです。

ベランダに足場になるものがある

ベランダにものを多く置いている場合、それを足場として、階上の部屋に侵入される可能性があります。

賃貸である場合、上の部屋の人とのトラブルの可能性も出てくるため、ベランダや専用庭には物を置かないようにしましょう

周囲の騒音が多い

周囲の車通りが多かったり、川や草木の自然音が多く聞こえる物件に住んでいる場合、侵入の物音をかき消しやすいため、ターゲットになる可能性が高くなります。

音による防犯が難しくなるため、補助錠など物理的な防犯や防犯カメラ設置などで対策をしておきましょう。

防犯アイテムを導入しよう!被害に逢わないための対策

 泥棒は侵入に5分以上かかるとあきらめるとされています。

 ここで紹介する防犯アイテムを導入することで侵入にかかる時間稼ぎができ、被害に逢う可能性を下げることができます。

 さらに日常生活でできる防犯意識をもつだけでも防犯効果はあります。

 ここでは簡単にできることも紹介するのでチェックしていきましょう。

補助錠を設置する

補助錠はすでにつけられている錠に加えて、防犯機能に特化した錠のことです。

一般的に使われる鍵はクレセント錠と呼ばれるもので、窓やドアの中段あたりに位置し、ガラス破りで腕を入れ込み直接解錠することができてしまいます。

補助錠は窓やドアの上下のサッシにつけることで、物理的に開かないようにします。

両面テープで貼るタイプのものが多く、すぐに取り付けられて、高い防犯効果を得られます。

上下の止め位置が同じになるようにすることで、より効果のある使い方ができます。

防犯ガラスフィルムを貼る

ガラスフィルムはガラス破りに対して有効なアイテムです。

私の時もそうでしたが、窓の鍵があるあたりを工具を使ってガラスを破られます。

フィルムを使うことで解錠に時間がかかり、何度も打ち付けることによる音を嫌い、侵入を諦めさせることができます。

フィルムは正しい位置に正しい貼り方をすることで高い効果を得ることができるので、市販品の他に、業者に依頼する方法をとってもいいでしょう。

センサーライトを設置する

センサーライトは夜の防犯に効果的です。

電源を取ることは難しい物件が多いので、ソーラー電物を使うといいでしょう。

より効果を高めるなら白色のもの、雰囲気を重視するなら黄色のものがおすすめです。

防犯カメラを設置する

防犯に最も効果的なのは、防犯カメラを設置することです。

防犯カメラが見える位置にあるだけで、空き巣犯のターゲットから外れる可能性が高まります。空き巣犯には証拠になる物を残したくない心理があるためです。

万が一空き巣被害に遭った場合でも、証拠として警察に提出することで被害の全てを賠償させることができます。

賃貸でも工夫することで穴を開けずに設置することができます。ソーラーパネル付きのものもあるので、電源を取れない部屋でも設置は可能です。

近所のプライバシーを侵害しないよう、録画範囲の設定をしっかりとしておきましょう!

防犯セキュリティサービスを利用する

賃貸では大家さんの意向で難しいかもしれませんが、一軒家では企業のセキュリティサービスを導入するのがもっとも効果的です。

物件による被害に遭いやすいポイントを押さえて、効果的なセキュリティサービスを提供してくれます。

自力での設置が難しい方や、どんな防犯をしたらいいか迷ってしまう方は導入を検討してみてもいいでしょう!

カーテンを閉めっ放しにしない

特に一人暮らしで朝と夜しか家にいない場合、カーテンを開けないままにしている方も多いことでしょう。

カーテンが閉めっぱなしだと、日中は家にいないという生活リズムを把握されてしまいます。

置き配や郵便を放置しない

置き配を放置しておくと、不在であることや防犯意識が低い住人であることが認識されてしまい、空き巣のターゲットになりやすくなります。

配達の時間は家にいるようにし、届いたらすぐに回収して、また郵便ポストも配達物でいっぱいにならないようにしましょう。

チラシお断りのテープを貼っておくことで、不要な配達を防止することができます!

少しの外出でも毎回施錠する

空き巣犯は少しの外出の隙もねらっています。

面倒だからと施錠せず外出して後悔しないよう、毎回必ず施錠するようにしましょう。

部屋に入ってからの施錠は、チェーンもしっかりと使い、二重でロックしておくようにしましょう。

一瞬の判断で後悔することもあります。施錠は必ずしましょう!

在宅時でも施錠する

空き巣は在宅時でも被害に遭う可能性があります。居空きといって、住人がお風呂や別の部屋にいる間に侵入し、物品を盗っていくというものです。

一軒家などの部屋数が多い場合や、一人暮らしで生活パターンを把握されている場合に被害に遭うことがあります。

在宅しているからと油断せず、施錠は必ずしておきましょう。

タンス貯金をしない

空き巣に入られたしまった場合の被害を最小限にするため、現金は家に置かないようにしましょう。

金庫を使うのもいいですが、箱ごと盗まれたらまともかもありません。

現金で保管せず、銀行に預けたり、投資に回したりすることも検討しましょう!

物件の周りを整理整頓する

物件周りが草でうっそうとしていたり、ゴミが散らかっていたりすると、空き巣犯がターゲットにする心理が働き被害に遭いやすくないます。

週一、月一でもいいので、物件の周りの掃除をできるといいでしょう。

物件選びの段階から、地域の様子を見て、ゴミが散らかっていないか、草木でうっそうとしていないか確認できるといいですね。

おわりに

いかがだったでしょうか?

時代と共に、空き巣の手口も進化しています。

自分の物件は空き巣被害に遭いやすいかどうか、今一度確認して、少しでも不安がある場合は、防犯対策を強化できるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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